バイアグラの成分で勃起促進!成分の作用で陰茎に血液を集中

バイアグラ 成分

バイアグラの成分はシルデナフィルクエン酸塩です。シルデナフィルクエン酸塩は、いっしょに飲む他の医薬品の成分によって、本来の効果を発揮できないことがあります。

飲み合わせで注意が必要なのは、薬同士による「相互作用」です。相性の悪い飲み合わせになると、薬が効きすぎて副作用が出たり、効果がまったく出ないといったこともあります。相互作用はバイアグラと医薬品だけでなく、バイアグラと食べ物、バイアグラと飲み物の組み合わせによっても起こります。相性の悪い成分、禁止されている飲み合わせを知ることで、安全にバイアグラが服用できます。

ここではバイアグラの成分と飲み合わせについて紹介します。

バイアグラはシルデナフィルと添加物からできている

バイアグラの錠剤を形成している成分は、主成分のシルデナフィルクエン酸塩と添加物です。

バイアグラ(シルデナフィル)25mg・50mgの構成記号・含まれている成分
出典:バイアグラ錠 添付文書 / ファイザー株式会社

元祖ED治療薬の成分はシルデナフィルクエン酸塩

バイアグラの主成分は「シルデナフィルクエン酸塩」です。シルデナフィルクエン酸塩は、勃起不全で悩む患者に向けて開発されました。

バイアグラ(シルデナフィル)の最大容量50mg
出典:ファイザー株式会社

バイアグラを形成する9種類の添加物

バイアグラには、主成分シルデナフィルの他に9種類の添加物が配合されています。添加物は、薬の効果を安定させたり、飲みやすくするために必要な物質です。日本薬学会は、添加物を「無害であり有効成分の治療効果を妨げるものであってはならない」と規定しています。

「賦形剤(ふけいざい):4種」 服用・調剤をしやすくする添加物
結晶セルロース
無水リン酸水素カルシウム
乳糖水和物
トリアセチン
「結合剤(けつごうざい):1種」 粉末を結合させるための添加物
ヒプロメロース
「崩壊剤(ほうかいざい):1種」 崩れて吸収しやすくするための添加物
クロスカルメロースナトリウム
「滑沢剤(かったくざい):1種」サラサラな粉にするための添加物
ステアリン酸マグネシウム
「着色剤(ちゃくしょくざい):2種」製剤を着色するための添加物
酸化チタン
青色2号

参考:バイアグラ錠 添付文書 / ファイザー株式会社:PDF

参考:漢方薬になぜ添加物が入っているのですか。 / クラシエ

参考:医薬品添加剤について / 日本ジェネリック製薬協会:PDF

バイアグラで陰茎の血流が増加して勃起する

バイアグラの主成分シルデナフィルは、血管を収縮させる「PDE-5」の働きを抑え、血管を拡張させる作用で陰茎に血液を流し勃起させます。シルデナフィルは、性的興奮を受けていれば陰茎に血流を保ち固くなった勃起状態を維持する効果があります。催淫効果や性欲増強の効果はありません。

シルデナフィルは、服用後30分で効果が出はじめます。その後、60分でシルデナフィルの効果が最大値に達しています。効果が最大値に達した後は、3時間30分で効果が半減(消失半減期)します。

成分の容量と効果の強さは比例する

バイアグラの25mg、50mgとは、主成分のシルデナフィルの容量を指します。容量を増やすことで効果も増します。シルデナフィルを飲んだ際の最高血中濃度を比較すると、25mgが105ng/mL、50mgが192ng/mLです。最高血中濃度からは、容量に比例して効果が強くなることがわかります。

シルデナフィルは飲み合わせに注意

バイアグラを服用したときは、併用する薬の成分の影響で相互作用が起こらないように注意する

シルデナフィルの効果にマイナスの影響を与える成分があります。これをマイナスの相互作用といいます。

相互作用とは、血中に複数の薬の成分が存在することで、薬の作用になんらかの影響を与えることです。薬と薬の反応で、本来の効果が得られないことがあります。

相性の悪い飲み合わせだと、マイナスの作用が強く出過ぎた結果、副作用に至ります。薬の効果がまったく出ないということもあります。相互作用は薬だけでなく、食べ物や飲み物に含まれる成分によっても起こります。

相互作用は2つに分類できます。薬力学的薬物相互作用と薬動力学的薬物相互作用です。

薬力学的薬物相互作用を起こさないためには、本来の薬と同じ作用の薬であったり、まったく効果が反対の薬といった、薬の持つ効果を知る必要があります。同じ作用の薬を複数飲むと、効果が出すぎて副作用が出やすくなります。

薬動力学的薬物相互作用を起こさないためには、薬が体に吸収されて排出されるまで(吸収、分布、代謝、排泄)を知る必要があります。薬は、胃や小腸で吸収された後、血液によって体内に分布します。成分の代謝は主に肝臓です。肝臓で代謝の準備をして、腎臓から排泄されます。

相互作用は、吸収、分布、代謝、排泄の4つの過程のなかで起こります。飲んだ薬の吸収を邪魔したり、代謝を邪魔したりと効果を強くしたり弱くしたりします。

参考:薬物相互作用 / 日本薬学会

成分の代謝に影響をあたえる薬

バイアグラの成分シルデナフィルは、肝臓で代謝されます。肝臓には、代謝を助ける酵素(CYP3A4)があります。この酵素(CYP3A4)の働きを鈍くする薬、活発にする薬が存在します。

代謝を邪魔して効果を強める

体からシルデナフィルの代謝を阻害し、薬の作用を強めます。重い副作用を引き起こす可能性があります。

チトクロームP450 3A4 阻害薬
HIV感染症薬(リトナビル、サキナビル、ダルナビルなど)
抗菌薬(エリスロマイシン、ケトコナゾール、イトラコナゾールなど)
胃酸抑制薬(シメチジンなど)

代謝を誘導し効果を弱める

体からシルデナフィルの代謝を誘導し薬の効果を弱めます。服用してもまったく効果が出ない可能性があります。

チトクロームP450 3A4 誘導薬
肺高血圧症治療薬(ボセンタンなど)
抗菌薬(リファンピシンなど)

作用が強く出てしまう飲み合わせ

シルデナフィルには血管を広げて血圧を下げる作用があります。そのため一部の降圧剤を併用すると高圧作用が強まります。低血圧症といった副作用を起こす可能性があります。

血管拡張による降圧作用
高血圧薬降圧剤(ドキサゾシン:α遮断剤、アムロジピン:降圧剤など)

グレープフルーツジュースはバイアグラに影響しない!?

バイアグラとグレープフルーツジュースをいっしょに飲むと、グレープフルーツジュースに含まれる成分「フラノクマリン」とシルデナフィルクエン酸塩の相互作用により、肝臓での代謝が弱まります。

バイアグラを含めたED治療薬は、グレープフルーツジュースをいっしょに飲むと副作用がでる可能性があると言われていました。

しかし、東邦大学のお薬Q&A 『お薬とグレープフルーツジュースについて』の中で、併用注意の薬一覧を見ることができます。

一覧の中にシルデナフィルを成分とするバイアグラは載っていませんでした。ED治療薬ではタダラフィルを成分とするシアリスだけが載っていました。グレープフルーツジュースがバイアグラに与える影響は、さほど気にする必要はないでしょう。

参考:バイアグラとの併用注意薬についての詳細 / 浜松町第一クリニック

参考:お薬とグレープフルーツジュ / 東邦大学医療センター 大橋病院:PDF

同じ成分シルデナフィルを配合したジェネリック

バイアグラの主成分シルデナフィルを配合した、ジェネリック医薬品は国内で処方されています。シアリス(タダラフィル)やレビトラ(バルデナフィル)は販売を認められていません。日本国内で入手できるED治療薬のジェネリックは、バイアグラ(シルデナフィル)だけです。

国内で入手できるジェネリックは、添加物を変え唾液で簡単に溶ける仕組みにして吸収しやすくしたり、コーヒーやレモンなど味をつけたりして、飲みやすくしたりと改良を加えています。

国内以外に海外の有名製薬会社もジェネリックを製造しています。

バイアグラのジェネリック薬・アジャンタ・ファーマ社製のカマグラ錠50mg

人気のあるジェネリックはアジャンタ・ファーマ社製の「カマグラ」です。カマグラもOD錠やゼリー状のものなど飲みやすくする改良を加えています。カマグラを入手するには、個人代行輸入業者を利用します。

海外製のジェネリックの価格は、国内ジェネリックと比較して3分の1程度です。国内ジェネリックは1錠あたり1000円程度です。海外製のジェネリックは1錠300円程度と激安です。同じシルデナフィルを成分とするジェネリックですから、海外製のジェネリックも選択肢に入れてもよいでしょう。

バイアグラジェネリックの詳しい情報については「バイアグラのジェネリック薬は格安!ジェネリックなら効き目が同じでお得」の記事を御覧ください。

バイアグラ 飲み方 まとめ

バイアグラの主成分はシルデナフィルクエン酸塩です。バイアグラと他の医薬品との相互作用で、思わぬ副作用が出たり、正しい効果が出ないといった症状がでます。どの飲み合わせが問題なのかは、添加物を含めて相性を探る必要があるため、容易には分かりません。バイアグラの服用は、「他の薬と併用しない」で飲むのがベストです。

更新日:2017年08月14日 (公開日:2016年10月07日)