シアリスの副作用を防ぐ!副作用は正しい服用方法で回避

シアリス 副作用

市販の風邪薬にすら副作用があるように、薬に副作用は付き物です。

「シアリスを飲むと副作用は必ず発現するの?」「シアリスの副作用にはどんな症状があるの?」シアリスのよくある副作用は、頭痛や赤ら顔、鼻づまりです。事前に対処法を知っておけば、いざ性交に至った時に副作用が出ても冷静でいられますよね。

シアリスでEDを改善したいけど副作用は抑えたい!そんなあなたにオススメする方法が以下の3つです。

  1. 成分用量を下げる
  2. 副作用を抑える薬を飲む
  3. バイアグラやレビトラに変更する

さらにこの記事では、シアリスのよくある副作用、重い副作用を引き起こさないための注意点、副作用を防ぐ方法を紹介します。この3点さえ知っておけば、シアリスの副作用も怖くありません。では、副作用を抑えてシアリスを120%活用する情報を見ていきましょう。

薬の特徴を知る、副作用と上手に付き合う

シアリスのよくある副作用の一つ「頭痛」を気にする男性

そもそも副作用とは、医薬品の使用にともなって生じた、治療を目的とした主な作用(主作用)以外の作用全般を指します。

例えば、風邪をひいてしまい、風邪薬を飲んだとします。効果(主作用)は、風邪の症状(解熱、鼻水・咳をとめる、痛みを緩和するなど)をおさえることです。服用すると薬の主作用によって咳が治まります。一方で、副作用によって眠くなるといった症状が出る場合があります。

このように効果(主作用)以外に起こる症状が副作用です。

あらわれる副作用は軽度、症状は心配するだけ損

シアリスを飲んであらわれる副作用は、ほとんどの症状が軽いものです。

発現率1%以上・よくある副作用

頭痛 11.3%
潮紅(赤ら顔) 5.1%
ほてり 3.5%
消化不良 2.3%

発現率1%未満・まれに起こる副作用

動悸 0.8%
悪心 0.8%
目の充血 0.8%
関節痛 0.8%

参考:項目別副作用頻度及び臨床検査値異常一覧 副作用 シアリス錠 勃起不全治療剤 医薬品インタビューフォーム 2017年5月改訂(第7版)

では「副作用があらわれる確率が1%」とはどれぐらいなのでしょうか。

国民的な薬「ロキソニン」を例にします。風邪をひくと解熱や痛み止めのために処方されることの多い薬です。このロキソニンの副作用には「腹痛、胃の不快感、食欲不振、吐き気(悪心)・嘔吐、下痢」があります。

この副作用の発現率は0.1%から1%未満と公表されています。人により発現率には多少の差はありますが、感じたことのない人の方が多いのではないでしょうか。

シアリスを含め、すべての薬には副作用があります。副作用を気にしすぎて薬を飲まなければ、症状を治療することもできずに悪化する一方なので、まさに本末転倒です。副作用についてよく理解し、薬を正しく服用できれば、それほど怖がらなくても良いでしょう。

よくある副作用は頭痛、顔が赤くなる程度の軽い症状

シアリスでよくある副作用の一つ「鼻づまり」を気にする男性

上で説明したように、よくあるシアリスの副作用は、頭痛、赤ら顔、筋肉痛、鼻づまりといった症状です。

これら症状は、シアリスの勃起を促す主作用とともに引き起こされる副作用です。副作用が出るタイミングは、シアリスの効果が出るタイミングと同じです。

シアリス20mgを服用した場合、15分後に効果があらわれます。それと同じタイミングで副作用もあらわれはじめ、ピークを迎えるのは3時間後です。その後36時間かけて、効果も副作用もゆるやかに薄れていきます。

ここではシアリスの代表的な副作用のなかから、頭痛、赤ら顔、鼻づまりについて紹介します。

脳血管の拡張で起こる片頭痛

頭痛の種類は、脳の血管が広がって痛む「片頭痛」 、頭の周りの筋肉が緊張して痛む「緊張型頭痛」が挙げられます。シアリスが血管を広げるという効果から考えると、副作用として起こる頭痛は「片頭痛」でしょう。脳の血管が拡張することで、脳神経のなかで一番太い「三叉神経」が刺激されます。この刺激が「片頭痛」につながるのです。

参考:頭痛 原因別の頭痛タイプを見極めることが大切 / 沢井製薬

毛細血管の拡張で起こる赤ら顔

赤ら顔とは、皮膚内の毛細血管が拡張し、顔に赤みがでる症状をいいます。シアリスが血管を拡張させる作用は、赤ら顔を引き起こすと考えられます。皮膚が薄い人と厚い人を比較すると、症状が出やすいのは皮膚が薄い人です。また血流もよくなるため、顔が熱をもってほてりやすくなります。

参考:赤ら顔とは / 船橋中央クリニック

粘膜を刺激することで起こる鼻づまり

鼻づまりの症状を引き起こしている原因も、シアリスの血管を拡張させる作用です。鼻の内側には多数の血管があります。吸入した空気の通り道である下鼻甲介(かびこうかい)と呼ばれる箇所にも、細かい血管網が集合しているのです。集まっている細かい血管が拡張すると、その部分を取り巻く粘膜が膨張します。下鼻甲介は空気の通り道なので、内側が腫れると空気が通りにくくなり、鼻がつまってしまうのです。

つまり、シアリスの作用によって血管が拡張した結果、粘膜の膨張が起きます。その結果、空気の通り道が狭くなり、引き起こされるのが鼻づまりです。

参考:“たかが鼻づまり”では済まされない!日本人の多くが悩む“鼻閉症” / QLife

まれに起こる副作用も、動悸やほてり、眼の充血といった軽い症状

シアリスの使用量や服用方法は、勃起を促す効果(主作用)が十分に発揮され、副作用が出にくいように研究されています。正しい使用量や使用方法を守れば、重い副作用は滅多に起こりません。 ここではごくまれに起こる、確率1%未満の副作用を紹介します。

部位 症状
循環器
  • 動悸
  • ほてり
感覚器
  • 霧がかかったように見える状態(霧視)
  • 眼の充血
  • 眼の異常感
消化器
  • 腹痛(上腹部痛)
  • 吐き気(悪心)
  • 食道の炎症(胃食道逆流性疾患)
  • 下痢
  • 口内乾燥
  • 胃炎
  • 嘔吐
  • 腹痛
  • 胃(胸部)不快感
肝臓 肝機能異常(肝臓の数値の上昇)
筋骨格
  • 関節痛
  • こむら返り(筋痙攣)
  • 筋肉痛
  • 関節痛
  • 骨の痛み(筋骨格痛)
精神・神経系
  • めまい
  • 睡眠障害
呼吸器
  • 鼻炎
  • 副鼻腔うっ血
その他
  • 疲労
  • 筋力の低下(無力症)
  • ずきずきとうずく痛み(疼痛)
  • 体重増加
  • だるさ(倦怠感)

さらに詳しい症状は、以下のPDFファイルを参照してください。

参考:シアリス錠 添付ファイル / 日本新薬:PDF

「注意」と「絶対ダメ」を明確にして重い副作用を回避

まれな副作用よりもさらに低い発現率の副作用のなかには、重い症状を引き起こす危険な症状があります。重い副作用を起こさないために、「注意すれば飲んでも良い人」「絶対に飲んではいけない人」「いっしょに飲んではいけない薬」を押さえておきましょう。

「絶対に飲んではいけない」の条件に該当する方は、特に注意してください。

注意すれば飲んでも良い人

「注意」とはいえ自己判断は禁物です。かかりつけの医師に服用の確認をとったうえで、シアリスを服用しましょう。

  • 肝臓の悪い方
  • 腎臓の悪い方
  • 陰茎の病気(屈曲、しこりなど)のある方
  • 血液の病気(鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病)のある方
  • 血が止まりにくいなど出血性の病気のある方、または消化性潰瘍のある方
  • 他の勃起不全治療剤、勃起補助器具を使用している方、手術を受けたことのある方
  • 高齢の方
  • 心臓病、高血圧症、排尿障害などの治療薬を服用中の方
  • 過去に視力喪失の経験のある方

絶対に飲んではいけない人

  • 硝酸薬を使用中の方
  • 今までにシアリスを服用して過敏症(アレルギー)を起こしたことのある方
  • 心血管系障害などにより医師から性行為を控えるように言われた方
  • 不安定狭心症のある方、または性行中に狭心症を起こしたことのある方
  • 最近3カ月以内に心筋梗塞を起こしたことのある方
  • 最近6カ月以内に脳梗塞・脳出血を起こしたことのある方
  • 治療による管理のされていない不整脈の方
  • 低血圧の患者(最大血圧90mmHg未満または最小血圧が50mmHg未満)
  • 治療による管理がなされていない高血圧の患者(安静時収縮期血圧170mmHg以上、又は最小血圧が100mmHg以上)
  • 重い肝障害のある方
  • 網膜色素変性症(進行性の夜盲、視野狭窄)の方

いっしょに飲んではいけない薬

シアリスと硝酸薬(ニトロ系)をいっしょに服用することは禁止されています。ニトロ系の硝酸薬は、狭心症の発作を止めるための薬です。硝酸薬には「血管を拡張させる」という、シアリスと同じ作用があります。そのため、作用が重なると血圧が急激に下がってしまう危険性があるため、併用が禁止されているのです。

では、ニトロ系の硝酸薬にはどのような種類があるのか、を見ていきましょう。

  • ニトログリセリン(商品名:ニトロペン / ミオコール / ニトロダーム / ミリスロールなど)
  • ニコランジル(商品名:シグマート / ニコランマートなど)
  • 硝酸イソソルビド(商品名:フランドル / ニトロールなど)
  • 一硝酸イソソルビド(商品名:アイトロール / タイシロールなど)
  • 亜硝酸アミル(商品名:亜硝酸アミルなど)

参考:シアリス錠 添付ファイル / 日本新薬:PDF

シアリスの副作用を防ぐ3つの方法

シアリスの副作用を防ぎ、上手にシアリスを服用している男性

シアリスの副作用を防ぐ方法を3つ紹介します。

「どうしてもシアリスでED治療をしたい」といった治療薬を変更できない理由があるなら、用量を下げる、もしくは副作用を抑える薬を使う、という2つの方法があります。また、単純にED治療という目的を果たしたいなら、バイアグラやレビトラなど、他のED治療薬に変更してみるのも1つの方法です。

成分の用量を下げる

副作用の原因のひとつに、「効果が強く出すぎる」ことがあげられます。その場合、服用しているシアリスの用量を下げることで、副作用を防ぐことが可能です。

簡単に用量を下げる方法として、錠剤を分割する方法があります。例えばシアリス20mgなら、錠剤を2分割し、1回の用量が10mgになるように服用してください。

成分の用量を下げることのデメリットは、勃起作用が弱まってしまうことです。副作用が出にくくなるというメリットと引き換えに、シアリスが作用する時間は短くなってしまいます。勃起が強まる効果が発揮される時間は、20mgなら最長で36時間、10mgでは最長でも24時間と、その差は12時間です。

あまりに副作用が出やすいなら、デメリットを理解したうえで、用量を下げてみてもよいでしょう。

副作用を抑える薬を使う

シアリスの副作用は、市販薬を使って抑えられます。シアリスの副作用である頭痛や筋肉痛、胃痛などが出てしまった場合、市販の鎮痛剤や胃腸薬を飲みましょう。また、シアリスと総合かぜ薬、咳止めなどを併用するのも問題ありません。副作用の症状がひどいなら、市販薬との併用を試してみてください。

参考:かぜ薬などといっしょに飲んでも大丈夫ですか? / 新宿西口クリニック

ED治療薬を替える

シアリスを飲んで副作用が出てしまうなら、いっそ他のED治療薬に替えてしまいましょう。

副作用の原因には、そもそもの薬との相性があります。「シアリスで副作用が出るけれど、バイアグラやレビトラでは出ない」という患者もいます。

薬との相性は人それぞれ違います。陰茎を勃起させたい、EDを治療したいのであれば、シアリスにこだわらず、バイアグラやレビトラといった他のED治療薬への変更も考えましょう。

シアリス副作用まとめ

シアリスの副作用は、発現率からみても心配するほどではありません。副作用を気にしすぎて薬を飲まず、EDを治療できなくなってしまっては本末転倒です。

副作用のなかでも、頭痛や赤ら顔といったよくある症状は、効果があらわれている証拠と考えて良いでしょう。用法や用量、禁止されている薬の併用を守れば、副作用のなかでも、頭痛や赤ら顔といったよくある症状は、効果があらわれている証拠と考えて良いでしょう。用法や用量、禁止されている薬の併用を守れば、取り扱いはさほど難しくありません。

それでも心配な場合は、成分の用量を下げる、副作用を抑える薬を飲む、バイアグラやレビトラに変更するといった方法で対応しましょう。

シアリスについてよく理解し、正しい服用方法を守りさえすれば、副作用は怖いものではありません。

更新日:2017年11月06日 (公開日:2016年08月31日)