ED治療の費用は2000円程度から!費用は症状が軽ければ安くすむ

ED治療 費用

「ED治療といえばバイアグラ」というくらい有名なのが服薬治療です。

2016年現在、バイアグラ以外にもレビトラやシアリスなど、3種類の医薬品が製造販売されています。ただ、EDの治療法は服薬治療だけではありません。

陰茎を掃除機のノズルのような器具に差し込んで吸引する治療法、陰茎自体に直接注射を打つ治療法、外科手術で陰茎にメスを入れる治療法などさまざまです。

これら複数の治療法のなかから、勃起できない原因や症状の重さ、治療後の副作用の度合いなどをみながら、最適な治療法を選択します。

ここでは、服薬治療以外の治療法と、その費用について詳しく紹介していきます。一般的にはあまり知られていない治療法は、一体どれくらいの費用がかかるのでしょうか?

ED治療にかかる諸費用の原則

EDの治療法にはいくつかの方法があるということはわかったものの、気になるのは「結局いくらかかるの?」という費用の問題です。

ED治療に必要な費用の考え方は、非常にシンプル。

EDの症状が軽ければ軽いほど、また一般的であればあるほど、かかる費用は安くすみます。逆に症状が重ければ重いほど、特殊であれば特殊であるほど、難しい手術や高額な医療費が必要となるのです。

ED治療の費用

ED治療に必要な費用は、「満足のいく性的関係を回復する」ことを目的に、数千円ですむED治療薬の服用から、数十万円かかる外科手術へと治療をランクアップしていくのです。

ED治療の流れ

まずはじめに、治癒が可能なED(勃起不全)なのか、原因はどこにあるのかなどをカウンセリングや診断のなかで探っていきます。

患者個人個人に当てはまらない要因を排除していくと、治療の方向性や要因は3つに絞られてきます。

心の精神的な問題による心因性EDなのか、体の機能的な問題による器質性EDなのか、心因性と器質性の両方を併発しているかの3つです。

日本国内におけるED治療法の主流は、2012年に日本性機能学会が策定した「ED診療ガイドライン 2012年版」です。当サイトもこのガイドラインに掲載された治療フローに従いながら、心因性EDと器質性EDの治療方法と費用を詳しく紹介していきます。

このページに記載している費用や金額は、医療機関の公式サイトにある情報を載せています。参考サイトもみながら、費用を確認してみてください。

EDの問診や診断にかかる費用

初診時の診察費用や一般的な問診の費用は、医療機関によって異なります。

ED治療自体が自由診療にあたるため、診察費を治療費(ED治療薬の薬代)と分けて請求する医療機関や、診察費を無料としてED治療薬の薬代だけを請求する医療機関があります。

受けられる検査の種類は町医者と総合病院など、医療機関の規模で異なります。規模の小さい町医者では、問診やカウンセリングだけしか行えないこともあるでしょう。逆に勃起障害を専門に扱う総合病院なら、心理テストや内分泌検査、生理的勃起機能検査や神経系検査、血管系検査など、診察項目も多岐にわたります。

自身の症状や重症度が分かっているなら別です。ただしコストパフォーマンスを考えると、まずは最少費用だけの町医者から治療を開始する、という方針をおすすめします。

EDの治療方法・選択の順序

あなたが「心因性ED」と診断された場合、医療機関でおこなう治療法の流れは以下のとおりです。

  1. 勃起不全治療薬・カウンセリング
  2. 陰圧式勃起補助具
  3. 海綿体自己注射
  4. 陰茎プロステーシス手術

あなたが「器質性ED」と診断された場合、医療機関でおこなう治療法の流れは以下のとおりです。

  1. 勃起不全治療薬・カウンセリング
  2. 陰圧式勃起補助具
  3. 海綿体自己注射
  4. 男性ホルモン補充療法・陰茎湾曲形成術・血行再建術
  5. 陰茎プロステーシス手術
勃起障害(ED)の治療法

ED治療薬(PDE5阻害薬)による服薬治療にかかる費用

もっとも手軽なEDの治療方法で、医療機関による取り扱い数も多いのがED治療薬(PDE5阻害薬)です。EDの原因が心因性なのか、器質性なのか、いずれの患者でも、バイアグラ、レビトラ、シアリスの服用が第一選択の治療法です。

ED治療薬が第一選択肢とされる理由は、ほとんどのED患者に効果を発揮する適応の広さです。

心因性の勃起障害においては、70%以上の患者に効果を示します。器質性の勃起障害(脊髄損傷など)においても67%に有効という結果が残っています。とはいえED治療の万能薬ではなく、糖尿病患者の有効率は50%程度となっています。

ED治療薬(PDE5阻害薬)の平均価格

全国600以上の医療機関におけるED治療薬(バイアグラ、レビトラ、シアリス)の処方価格です。1錠あたりの費用を最高値と最安値、平均価格(相場)で算出しました。

バイアグラ(シルデナフィル)の平均価格

  • バイアグラ錠25mg 1400円(1000円~2500円)
  • バイアグラ錠50mg 1600円(1000円~3000円)

レビトラ(バルデナフィル)の平均価格

  • レビトラ錠5mg 1400円(950円~2100円)
  • レビトラ錠10mg 1500円(980円~3000円)
  • レビトラ錠20mg 1900円(1200円~4000円)

シアリス(タダラフィル)の平均価格

  • シアリス錠5mg 1600円(500円~2500円)
  • シアリス錠10mg 1800円(1100円~3400円)
  • シアリス錠20mg 2000円(1300円~4500円)

参考:ED治療薬の価格ランキング

3種類ともPDE5阻害薬として同じ効果を発揮する薬ですが、価格はバイアグラ、レビトラ、シアリスの順で高額になっているのがわかります。

もちろん効果がある、効果がないといった順番ではありません。製薬メーカーの開発費用、販売期間の長さなどが、わたしたちへの処方価格(卸売価格)として反映されています。

また、個人輸入(通販)でED治療薬を購入する場合の費用は以下のとおりです。

上記はあくまで1社の参考価格です。医療機関によって取り扱う価格が異なるように、個人輸入の費用も会社によって上下します。

陰圧式勃起補助具にかかる費用

陰圧式勃起補助具は心因性ED、器質性EDのいずれの患者にも適応があります。ED治療薬で効果がなかった患者に対して行われる治療法です。

陰圧式勃起補助具

陰圧式勃起補助具では、挿入できる程度の勃起状態を90%の確率で達成できます。しかし「性交前に陰茎にポンプで圧力をかける」という手間がわずらわしいため、満足度が低く長期の継続には向きません。

厚生労働省の認可を受けているのは、VCD式カンキ(株式会社武井医科光器製作所)の1種類のみです。購入費用は、30,000円で買い切りです。

参考:厚生労働省承認 陰圧式勃起補助器具VCD式カンキ(30,000円)

陰茎海綿体自己注射(ICI治療)にかかる費用

陰茎海綿体自己注射(ICI治療)とは、読んで字のごとく、陰茎の海綿体という器官に自身で注射を打ち込む治療方法です。ED治療薬や陰圧式勃起補助具では満足な勃起ができない、という患者に対して行われる治療法です。

陰茎海綿体注射の治療法

陰茎海綿体自己注射(ICI治療)は厚労省からは認可されていない治療法です。2011年2月に「勃起障害の診断」に対し、効能や効果を取得しました。しかしあくまでEDの「診断薬」として保険診療が可能となっただけで、継続的に利用が必要な治療薬としては認可されていません。自由診療且つ特殊な治療法になるため、受けられる医療機関が限られるデメリットがあります。

陰茎海綿体自己注射にかかる費用は4000円から10,000円前後と、医療機関によってばらつきがあります。

参考:陰茎海綿体自己注射(4,000円)

参考:注射法(12,000円)

参考:ICI療法(10,000円)

陰茎プロステーシスにかかる費用

陰茎プロステーシス(陰茎プロステーシス移植手術)は、「プロステーシス」という棒状の物体を陰茎に埋め込みます。勃起状態を作り上げるために、硬くなったり柔らかくなったり曲げたりできる「芯」を入れるのです。

プロステーシスによる治療法

2007年以降、厚生労働省では、陰茎に埋め込む機器(プロステーシス)を認可していません。医師の責任において、プロステーシスの輸入を行っている医療機関のみで手術ができます。ED治療の専門機関、機器の材料費、外科手術の費用、検査費用など、治療するための条件が多く、費用も60万円ほどと高額です。

陰茎プロステーシスはED治療の最終手段といってもよいでしょう。ED治療薬、陰圧式勃起補助具、陰茎海綿体注射、この3つの治療法ですべて効果がなかった場合に限って行われる治療です。

参考:日帰り手術費用 38万8,800円、材料費が約20~30万円、手術前検査が約1万円(600,000円)

ガイドラインにはないED治療にかかる費用

ED治療には「ED診療ガイドライン 2012年版」に掲載されていない治療方法もあります。2017年時点で日本泌尿器科学会は推奨していないものの、国内の医療機関が独自に実施する治療法を紹介します。

アンドロゲン補充療法(ART)

アンドロゲン補充療法とは、別名「男性ホルモン補充療法」ともいわれます。勃起不全だけに限らず、性機能の低下を全般的にカバーしようという治療法です。精巣に原因のある性腺機能不全症に対して、経口・注射・経皮などの方法で男性ホルモンを補充します。

勃起不全以外にも効果のある症状は、性欲低下、射精障害、オーガズム障害など多岐にわたります。

アンドロゲン補充療法(男性ホルモン補充療法)の費用は、1回あたり2000円程度と割安です。ただし、陰茎に直接働きかけるわけではないため、アンドロゲン補充療法単独で勃起不全を改善する効果はあまり期待できません。ED治療薬との併用がベストでしょう。

参考:HCG注射 5000単位(2,000円)

ED-1000

ED-1000(体外衝撃波治療装置)とは、ED治療に用いられる最新の装置です。取り扱う医療機関がまだまだ少なく、費用も高額になります。ED-1000による治療では、もともと尿路結石の治療に用いられる体外衝撃波を、ED治療に転用しているのです。

ED-1000による治療法

この装置を使って、尿路結石を破砕する威力の10分の1ほどに抑えた衝撃波を、陰茎の血管にあてます。衝撃波を送ると、狭くなった血管、すぼまった血管付近に生理活性物質(サイトカイン)が放出されます。それによって新しい血管が形成される、というメカニズムでEDが改善するのです。

ED-1000による治療は1回20分ほど。9週間にわたって計12回の治療を行う流れが一般的です。治療には最新の医療機器が必要なため、導入している医療機関が限られます。費用も40万円前後と高額です。

参考:ED1000 1クール=9週間(2カ月)で12回の治療 1回あたり 45,000円(400,000円)

参考:ED1000 1クール=9週間(2カ月)で12回の治療(350,000円)

参考:ED1000の治療費用 全12回コース(360,000円)

参考:ED1000治療にかかる費用 1クール/12回(180,000円)

ED治療の費用まとめ

ED治療では、症状によって用いられる治療法もさまざまです。

1錠あたり2,000円程度のED治療薬から、60万円ほどかかる陰茎プロステーシス移植手術まで、費用には大きな開きがあります。

高額な治療法では費用の負担がかなり大きいので、自身の原因や症状を医師に診断してもらい、的確な治療法を選びましょう。コストパフォーマンスを考えると、最も多様な症状に効果のある「ED治療薬」をまず利用してみるのがおすすめです。

更新日:2017年11月07日 (公開日:2016年06月03日)