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スクイーズ法とは、射精の直前に亀頭(カリ部分)を押さえることで、射精を抑制する早漏改善のトレーニング法です。スクイーズ法によって、射精のコントロール力を身に着けられます。

この記事では、スクイーズ法の方法や効果を説明します。さらに、スクイーズ法によって生じる逆行性射精も紹介。早漏を改善する手段を身につけるべく、スクイーズ法について学びましょう。

スクイーズ法は早漏改善の古典的トレーニング

スクイーズ法とは、早漏を克服するための古典的なトレーニング方法です。1970年に、アメリカ人の有名なセックスセラピスト、ウィリアム・マスターズとバージニア・ジョンソンが発表しました。スクイーズ法は、その頃すでに存在していた早漏改善のトレーニング方法、ストップ・スタート法を発展させたものです。陰茎を刺激して射精しそうになったら、亀頭の付け根を親指で押さえて、射精を我慢します。陰茎の刺激と射精の我慢を繰り返すことで、徐々に射精を制御する力が身につくのです。

スクイーズ法は早漏治療薬と併用すると効果大

スクイーズ法は早漏治療の行動療法です。早漏治療薬と併用することで、最も高い効果が期待できます。

スクイーズ法を含む、早漏の行動療法は、射精反射の境界線を認識できないために早漏が生じる、という仮説に基づいて作り出されました。射精の境界線を越えない程度に、強さの刺激や時間を維持しながら、刺激を少しずつ強く、時間も長くしていくことで、刺激に対する反応を減らせます。

開発者のウィリアム・マスターズとバージニア・ジョンソンは、2週間にわたってスクイーズ法を行った結果、患者の97.8%が早漏をコントロールできるようになったと報告しています。しかし、このデータはあくまで開発者本人の報告に過ぎません。スクイーズ法を行わなかった患者との比較データもなかったため、信憑性を疑問視する声も多かったのです。

スクイーズ法に対する、医療的な見解は、あくまで服薬治療のプラスアルファです。早漏治療薬と一緒に利用(ダポキセチンと行動療法を併用)すると、最も高い効果が得られます。

スクイーズ法の手順

スクイーズ法は、男性自身でマスターベーションをしながら行うだけではありません。パートナーと性交しながら行う方法もあります。パートナーに協力を仰ぐことにより、本番に近い環境で早漏克服のトレーニングができるのです。

マスターベーションでスクイーズ法を行う

ひとりでスクイーズ法を行う場合は、マスターベーションを行いつつ、射精を我慢します。

まず、射精の直前までマスターベーションを続けます。射精する直前に、陰茎の亀頭を親指と人差し指で押し込み、10秒から20秒間、尿道を圧迫します。射精の直前に陰茎を圧迫すると、オルガズムが収まるので、射精を防げます。圧迫してから30秒ほど待ったら、再び陰茎の刺激に戻ります。この動作を4〜5回にわたって繰り返すことで、徐々に射精をコントロールできるようになるのです。

オーラルセックスや性交でスクイーズ法を行う

スクイーズ法を共同でする場合は、パートナーのオーラルセックスや手淫(しゅいん)、性交と組み合わせます。本番と同じようにパートナーに刺激してもらうことで、早漏を改善する効果が高まります。

手淫やオーラルセックスでスクイーズ法を行う

手淫やオーラルセックスなどでスクイーズ法を行う場合も、ひとりで行う場合と原理は同じです。パートナーが陰茎を刺激して、オルガスムの直前で亀頭を押さえ、射精を我慢します。自身で陰茎を刺激するよりも、パートナーに刺激してもらう方が、より強い刺激が受けられますスクイーズ法は、より興奮している状態で我慢したほうが、早漏改善の効果も高まるのです。

性交中にスクイーズ法を行う

性交中にスクイーズ法を行うと、高い効果が期待できる反面、パートナーに負担がかかるので配慮が必要です。

女性器に陰茎を挿入し、通常通り性交を行います。射精しそうになったら、陰茎を女性器から抜いて、パートナーに亀頭の付け根を圧迫してもらうのです。オルガスムがおさまったら、陰茎を再び挿入して、性交を繰り返します。

本番に最も近い状態で早漏改善のトレーニングを行うため、スクイーズ法のバリエーションのなかでも、最も効果が高いとされています。その反面で、陰茎の出し入れを繰り返すことになるため、パートナーの負担も最も大きくなるのです。パートナーが性器に痛みを感じていないかなど、パートナーへの配慮が不可欠になります。

スクイーズ法に失敗すると逆行性射精が起きる

スクイーズ法に失敗した際は、逆行性射精を起こす場合があります。逆行性射精は不妊の原因のひとつです。逆行性射精は、射精したときの精液の量、射精した後の尿から判断できます。

逆行性射精は不妊の原因になる

逆行性射精とは、射精の際に精液が陰茎から放出されず、膀胱に流れ込んでしまう症状です。射精しても精液の量が減ってしまうため、男性不妊の原因になる可能性があります。

生理周期とスキンケアの流れ

スクイーズ法では、射精をうまく抑えきれなかった時に、逆行性射精が起こる可能性がります。逆行性射精は射精障害の一種で、癖になるとうまく射精ができなくなるのです。スクイーズ法を行わず、通常通り射精をしても、精液が放出される量が減ったり、精液が出なくなったりします。そのため、男性不妊の原因になるのです。

逆行性射精の判断は精液の量や尿から

逆行性射精かどうかの判断は、射精時の精液の量や排尿時に精液が混じっているかで判断ができます。逆行性射精には、痛みなどの自覚症状がありません。逆行性射精かどうかをチェックするときのポイントは、射精時の精液の分量と、排尿時に精液が混じっているかどうかです。射精時に精液がほとんど出なかったり、射精後の尿が白くにごっていたりした場合は、逆行性射精の危険性があるので、病院へ行って検査を受けましょう。

スクイーズ法のまとめ

スクイーズ法は、早漏を改善するためのトレーニング方法です。

射精直前に亀頭を押さえて我慢することで、射精のコントロール力を身に着けます。スクイーズ法は、マスターベーションに取り入れられます。しかし、パートナーとの性交に取り入れる方が、本番に近い刺激が得られるため、より高い効果が期待できます。

スクイーズ法を行うときは、逆行性射精を起こしていないか確認しましょう。射精した感覚はあるのに、精液がほとんど出なかったり、射精後の尿が白くにごっていたりする場合は、病院で検査を受けましょう。

参考文献・参考サイト

EDの用語集「スクイーズ法」は、以下のサイトや資料を参考に作成しました。